徒然日記〜夢はかく語りき〜

夢日記だったり、最近あった話など。

リクライニングベッド

 

父の介護認定が週明けに決まる見込みだという。介護サービスを受けたほうがいいと主治医に言われ、早速ケアマネを決めて、申請を出したのが4月5日のことだった。

春先なのでケアマネはどこも忙しいから、なかなか見つからないだろうと病院のソーシャルワーカーは言ったが、運良くというか、母の友人のかつての同僚がケアマネをしていて、すぐ連絡を取ってもらったのだった。

4月半ばに介護認定検査がやってきたが、まだ認知症のような症状があるわけではないので、「私は全部1人でできる」宣言をしてしまう。これでは要介護がつかないかもしれないと父を諭したが、時すでに遅し。

父には何度か、今は大丈夫かもしれないけれど、この先、身体面が衰えていくから、今のうちに介護認定をしていたほうがいいんだよと母は毎回諭しているという。

ちなみに介護認定までは1ヶ月かかるので、介護が必要になるまえに怪しいと思ったら早めに動いたほうがいいらしい。

https://anshinkaigo.asahi-life.co.jp/activity/kaigo/column13/

 

今回は入院していて、退院にむけて訪問看護を入れたほうがいいと言われ、介護認定の申し込みをしたのだ。

退院にむけてのリハビリ中に発熱し、またもや絶食10日間を経て、また歩けなくなったが、復食後、昨日で9日目。当初はまっまく歩けなかったが、リハビリを頑張った成果、歩いて1階の床屋さんまで行ったらしい。すごい👏まぁ点滴カートの介助付きだったけど🙄

まだ階段の昇り降りはできないが、平坦な道は歩けるようになったのである。

そうしたらば、毎日母が面会に行くたびに言うのが「介護ベッドはいらない」

父曰く「介護ベッドは寝たきりになるからダメだ」

いやいやいや😂介護ベッドって名前だけで、ベッドはベッド。目が覚めたら起きたらいいし、体調が良かったらベッドから出ればいいじゃん。

あまりにも面倒くさいので、介護ベッドと言わずにレンタルで借りれるリクライニングベッドと言うようにしているが…

もしかして介護=寝たきりと思ってるの?実際、父は今、入院中に身の回りのことを介助してもらってる。病院の治療以外は介助になるんだよ。まずそれがわかっていない。

要介護になると、家族への負担が減る。お金がかかるのをやめろと言うらしいが、入院するほうが毎日お金がかかっている。

今は歩けるようになったが、歩けるだけだ。回復はしない。これからどんどん悪くなると言われてる。アレはダメこれもダメと父は言うけれど、家で過ごせる時間は短いのだ。

最後のワガママだと思って寛容になるしかないが、あまりにもワガママすぎて、これが父の本性だったのかと我が目を疑うくらいだ。

祖母は認知症になってから介護申請した。デイサービスやショートステイを利用し、在宅介護だったが晩年、床ずれが起き、訪問看護を申請。訪問看護が入ったが次の日に天寿を全うした。106歳であった。介護認定されてから実に10年よく生きたよね。

 

父の容態は今は健康そうに見えるが、やはり体力は落ちている。退院したらアレが食べたいと食欲はあるが、また発熱したら入院するを繰り返すことになるわけである。

徐々に弱っていくか、いきなり悪くなるかはまだ主治医もわからないという。そのために介護認定したわけなのだが、病状が進んでいることを父は知らないのである。母と私と病院関係者だけの秘密である。

来週末、退院見込みである。連休明けにリクライニングベッドが入荷されてくる。本格的に退院にむけてが始まりそうである。

また忙しくなりそうだね。