セイヨウスグリ問題がなかなか終わらない。事の起こりは1週間前の水曜日、畑のグーズベリーが収穫時期だよと母に伝えたら収穫してきてと頼まれた。
木曜日収穫。他にも荷物があったので小屋に置いて帰る。
翌日金曜日に持ち帰る。母が洗って屋外で乾かすも夕方、やはりこの色はおかしいとなる。
実は金曜日、グーズベリーを箱に入れたまま太陽の下においておいた。緑色だったグーズベリーが黄色に変化。甘い香りがしてとても良い状態になっていたので持ち帰ったが、両親が「グーズベリーといったら緑色か、完熟の赤しかない」と言い張る。
そこで、枝に実ったままの黄色いグーズベリーの画像を見せると…
父が「葉がついていないから立ち枯れしている！」と騒ぎ出す。立ち枯れのせいで、実が腐っているということになったが、腐ってるならば何故甘い良い芳香がするの？
両親も農業は長いが、緑色からいきなり赤くなると思っているのか、たぶん緑色と赤色しか見たことがないからだ。まさか途中に黄色があると思わないのだろう。
収穫したては赤色がちょっとと緑色ばかりだった、太陽に当ててしまって黄色くなったと弁解しても、今度は「収穫してすぐビニール袋に入れっぱなしだったから蒸れて腐った」という話を持ち出したが、
収穫後は腐らないように実を重ねないように箱にいれて保管していたと説明。
とにかく「（娘）が腐らせた」ということにしたいみたいで嫌がらせにもほどがある。鋭いトゲに刺されながら収穫したのにさぁ…🤧
もういいよ、捨てなよ。腐ってるというんなら捨てなよと言ったのは、私はグーズベリーを食べないからだ。しかも両親も実際には昨年初めてジャムにしたら、美味しかったから今年も収穫してと言ってきた。
グーズベリーは一昨年までは見向きもされなかったのだ。元々10年前に他界した祖母が好きで植えていたが、その祖母も食べなくなって、収穫してきても誰も食べないで捨てていた。
昨年、父が収穫してきたグーズベリーはやはり台所に1週間放置された挙げ句、腐ってしまい、大丈夫な部分をジャムにしたら、これが美味だった！というわけだ。そんなに思い入れがあるわけじゃないのに、グーズベリー腐ってる問題はなかなか終われないようだ。
母がバットに入れ「赤くなるまで置いてみる」と言い出したが、赤く変化するのは木の上で太陽を浴びれば完熟となるというだけで、収穫したあとに台所に置いておけば腐るだけである。やっぱり意味がわかっていない。
グーズベリー勝手にしてと思って、私はもう終った気でいた昨日の夕方。いきなり父がグーズベリーの話をしだす。
昔は７月下旬に収穫して、○○に持っていって、みんなで食べた。だから収穫時期が早かったんじゃないか？と
母がつかさず「カシスも昨年は6月30日に収穫している。今年は1週間早かったし、同じ種類のグーズベリーも収穫時期だった」と説明。
私が採りにくくて木に残してきたグーズベリーも全部収穫してきてよ、とか言われたが、箱一杯あると思っているような発言だった。カシスなら完熟していないのを木に残してはあるが、全部集めても100gほどにしかならないだろう。
父がグーズベリーを語るが、実は果樹担当は私の仕事だった。農作業を手伝いながら、畑にあった果樹の手入れ等は私がやっていたわけだ。父は野菜担当で、母は収穫担当。
ちゃんと教科書を見ての手入れだったが、脇芽を切れば怒る、摘果すれば怒る。木にとって一番良いことを怒るのである。脇芽というのは、木の根元や枝にでてくる芽のことで、これを伸ばしてしまうと木が弱る。摘果は、例えば枝に一つのぶどうを残し、あとは摘む作業を言う。実がなりすぎると木が弱るし、果実が美味しく育たない。
しかし父は「もったいないだろ！実を取るな！」と怒るので摘果の際は、父がいないときにやっていた。どうやら鈴なりに実がついているのを見るのが好きなようだが、そのせいで果樹がどんどん弱って枯れた。ぶどうはもうない。キウイも枯れた。柿や栗の木は自分で摘果するというから、すごく楽だ。
畑に合った果樹は栗、柿の大木と、ラズベリー、カシス、グーズベリー、レッドカラント、ハッタンキョウ（スモモ）、あけびだけになった。
それも今年春に父が農作業から撤退。病状の進行により今は自宅療養中の身である。歯がゆいのだろう、娘に任せておいたら枯れる！と思っているが、グーズベリーだけは手入れなどしなくても毎年実っているではないか。それに少しずつ果樹も減らしていきたいと思っているところだ。
とりあえず黄色く変化したグーズベリーは、赤くはならないと母に言って捨てるかジャムにするかして台所から消してもらわなければ、父のグーズベリー問題が終わらないだろう。
ちなみに母が「(グーズベリーが)緑色のうちにジャムにすると、キレイな緑色のジャムができる」って言ってたけど、ジャムになったグーズベリーは赤茶色だったぞ😕これって加熱して黄色く変化した証拠じゃないの？あれ？🙄
黄色いグーズベリーを試食した父曰く「甘さも酸っぱさもない」という。つまり赤色が完熟で甘い、緑色は酸味が強いなら、黄色は中間地点何じゃないのかなぁって。食べて変な味がするなら腐敗だが、これはまだ見当たらないそうである。
