ポットラックパーティー

「手土産が全員寿司」のニュースを見た。

https://news.yahoo.co.jp/articles/47dab9aea6559f77731fdddf8a31b79a771491af

 

寿司パーティーしようと親戚に連絡したけど、全員の手土産が寿司っていう内容だった。

ポットラックあるあるだなぁってニヤニヤしながら読んだ。

 

ポットラックパーティーとは「1品持ち寄りパーティー」のことだ。

ポットは「鍋」、ラックは「運」。つまり蓋を開けてみるまで、何が入ってるか分からないという楽しさがある。

 

42歳までアメリカのイベントのボランティアをして来た。主催者側で料理を準備しないポットラック形式のパーティーを何度も経験した。

 

例えばクリスマスパーティー

1人1000円、または家族で1000円分の料理、お菓子を持ってきてください。

 

クリスマスパーティーなのに、料理にはおにぎりやご飯がたくさん並んだ年もあったし、サンドイッチばっかり、とかの年もあった。

 

お菓子のコーナーには〇スタードーナッツの箱が並んだり、クリスマスケーキの箱が山積みになったこともあった。

 

食べきれないときはお土産にして持って帰って貰った。

 

まさに運試しだよね、って笑っているうたたはいいんだけど。

 

初期のワインティスティングはポットラックだった。まだF会がイベントをやっていた頃はポットラック制だった。

 

参加費を安くするから、料理を持ってこいという手法だったのだが…これが。

女性が参加すると、手作り料理を持ってきてくれるけれど、極端に量が少ない。

これは、自分で食べる分だけだったのではないかと推測。

参加者の男性に至っては料理を作って持ってくることも、買ってくることもなかった。

とある年のALTが持ってきたのは「海苔巻き」を1パック。たぶん自分だけ用。

クラッカーを1箱じゃなくて、1袋。

 

この現状を見た私は次の年から、パンとディップ(クリームチーズ等)を持参して、参加者にふるまった。

 

F会は弱小ボランティア団体だったため、予算がなく、おつまみなどを買えなかったらしいが、だったら参加費を高くして、おつまみ購入代に充てたら良かったんじゃないかって、解散した今だから言えるけどね。

 

ポットラックパーティーを開催するとき、必ず主催者に

「ドリンクは誰担当か?」

「デザートは何人に頼んだ?」

とか必ず聞くようにしている。

 

ドリンクは主催者側が用意する場合もあるからだ。

 

そういえば以前、BBQもやれる会場でBBQしないでポットラックパーティーしたとき、スイカを持ってきた人が3人もいたんだよね。食べ放題くらい食べた記憶があるけど🤣

 

募集内容に「ドリンクはこちらで用意しますので、持ってこないで」って書いても持ってくるやつとか。

 

感謝祭のパーティーも何回か参加したことがある。感謝祭の食べ物を持って行かねばならず、結構苦労したよ。

やっぱり日本人は馴染みがないからね、感謝祭の食べ物って言われても、作れるのが決まってるんだよね。

 

だいたい日本人が作ってくるのがマッシュポテト。ターキーにグレイビーソースとマッシュポテトを添えるためのマッシュポテトだけど、主催者側が作ったのがたっぷりあるのに、マッシュポテトだらけになった年があった🤣

 

しかもアメリカのマッシュポテトは、バターと牛乳をたっぷり練り混ぜているから冷めてもクリーミーなのに対して、日本人のマッシュポテトは潰して終わりだったから、ガッチガチでいつも残ってたなぁ。相変わらずTHは学習しない。

 

私は毎年デザート担当だったから誰とも被ることはなかったけど、毎年パーティーが終わりそうな時間に遅れてピザを持ってくる方がいて、

 

みんなお腹いっぱいなはずなのに、ピザに飛びつくの毎年恒例だったなぁ(笑)

 

だけど実はピザって、感謝祭の食べ物ではなかったから某アメリカ人が嫌がってた。

 

まぁさ、日本での感謝祭の集まりは、やっぱり日本人ばっかりだからしょうがないんじゃないの?

 

アメリカでの感謝祭は厳密にやればいいって話でさ。郷に入れば郷に従えよ。

 

アメリカでの感謝祭の意味を日本人に強要するのはどうかと。

 

まぁさ、日本は同じ時期に勤労感謝の日とかあるけど、それとはまったく違うやつだからなぁ。

 

 

寿司パーティーの主催者も、担当を決めたら良かったのにね、って思った。

 

数人に寿司セットを頼んだり、お子様がいたらサビ抜きにしてとか。お子様が好きなセットとか。

あと数人にはオードブルやデザートを頼んだりすると、寿司だけ集まることはないはず。

 

まぁこれはこれで、見事に趣向が一致した素晴らしい血筋を拝むことができた証でもあるが。その感性を大事に末永く仲良くしていってほしいものである。