実は柿が苦手だ

家の畑には栗、柿の木がある。昔の家の裏にはスモモの木や、さくらんぼの木もあった。家を新築する際、畑に木を移した。

桃栗三年柿八年といわれるように、木を植えても桃や栗は3年かかり、柿はなんと8年もかかるという。

栗は祖父の家から貰って、すでに3本に増えていた。あまり実をつけなかったが、それはそれで祖父の形見として、スクスク育ってくれるだけで有難かった。

柿は…植えたのがいつだったか、たぶん父の趣味だろう。全然実をつけない、もう来年、木を切ってやると思った矢先に実をつけた。

初めての年は100個くらい。渋抜きと初めての干し柿作り。初めての干し柿作りは…失敗した。カビたのだ。

翌年から収穫する柿の量が増えていき、いつの間にか新しい木にも柿が実り始め、そして今年は1000個を超えたらしい。柿農家かよw

でも古い柿の木はやっぱり実をつけすぎて木が弱ったので、来年は摘果してお休みさせるつもり。

 

実は柿が苦手なのはたぶん「甘すぎる」から。柔らかい柿は本当にダメだ。

私は口の周りの皮膚が弱く、あの柔らかい柿の汁でかぶれる。

昔、ポットラック(持ち寄り)パーティーに柿を持ってきた方がいて、「柿食べない?」と声を掛けられ、振り向いたら、口の周りを柿の汁でベチャベチャにした人が立ってて、言わんくてもいいのに

「柿が苦手なんで!」って逃げてしまったが、自分が食べてもいないのに口の周りが痒くなったのは言うまでもない。

 

完熟柿より、硬い柿のほうがまだ好きだ。あんまり甘くないサクサクした歯ごたえの段階。ただこれ滅多に入手できない。柿は柔らかいものと認識している母が、埼玉から来た甘柿(まだ硬い)を食べさせてくれない。

柿は苦手なのに干し柿を作る。でも干し柿もそのままでは食べれない。オールレーズンならぬオールカキを作ったとき、初めて美味しい!と思ったのだ。

私が干し柿を食べるときは必ずお菓子にするのである。

 

完熟柿の処理に困り、初めて柿プリンなるものを作ったら固まらなかった😰理由を調べてみたら、完熟柿が完熟しすぎるとペクチンが弱り、牛乳のカルシウムと反応しないというのだ。

しかし思わぬ発見もあった。あんなに甘さの塊でしかなかった完熟柿が牛乳と合わさると、優しい味わいになり、柿が苦手な私でも美味しく飲めた。

柿プリンリベンジは美味く行った。柿2:牛乳1の割合の牛乳を減らしてみた。柿は完熟2コ+ちょっと硬い完熟柿を使用。400gの柿に対して150gの牛乳を混ぜてみた。

1日おいてじっくり待った。固まってるのを確認したときは嬉しかった。

ただ固まらないスムージーも美味いので完熟柿が余ってるときは飲むタイプでもいいかなと。

完熟柿のウスターソースを作ろうと材料買ってきたけれど、肝心のセロリが入手できず😰

水曜日にまた買い物行くから買えるといいな。