病気で退院できないかもしれないと不安がる父のお見舞いに母も同行することになった。
今まで私だけが着替えを届けるだけだったが、母も行くことにしたのは町内会の仕事が一段落したのと、やはり母が行くと父が安心したような感じに見えたからだ。
母が行って、色々話をするべきだよと提案したが断られると思ったら、案外素直に承諾したのは、やはり父の精神状態の影響だろうか。
私も精神状態が不安定になったとき、メンタルヘルス科にかかるべきか悩んだ時期があった。予約さえとれない3ヶ月待ちの状態だったが、当時の同僚が
「○さんだけじゃないですよ、みんな病んでるから。病院に勤めてる人はほとんど病んでて眠剤を処方してもらってる人たくさん知ってます。だから眠れなくなってから罹ったほうがいいかもしれません」
さすが両親が看護師やってるだけある、“みんな”が誰をさすかは不明だが、みんな病んでるから大丈夫。病んでるのは当たり前なんです。って言われて、ちょっと気が楽になったのは確かだ。
今日、母と病棟行ったら、ちょっと父の顔に赤みがさしていて顔色がよくなっていたらしい。黄疸の数値が激減したか。しかし未だに吐き気や食欲不振で流動食らしい、これが改善されて普通食になるというのが今の目標である。
母が「今はまだ寒いから、春までゆっくり療養したらいいんだよ」と伝えたらしい。次の来院は土曜日。帰り道に街中を通ると散財するから、山の手往復にしようと提案したらば、嫌そうな顔したのを私は見逃さなかった。
タクシーがもうちょい安かったら良いのにね。
とは言え、叔母夫妻に頼むのも面倒くさい。先週の土曜日に家に来てから、まったく連絡してこなくなったのは幸いだが、病棟に勝手に行ってやらかしそうなのが怖い。
今後は投薬治療がメインになるゆえ、そう頻繁に病院に行かなくても良くなった。だが“私は妹!”と主張するタイプゆえ、家族を差し置いての行動しちゃうタイプなんだよなぁ😂
2年前の入院時にお見舞いに行きたいと騒いでね、着替えを持って行っても本人には会えない話をしたらば
「えー!おかしくない?家族なんだよ?」って、家族というのはだな…と家族の定義を語りたくなったのは言うまでもない。
私達、妻や娘、息子の家族だって当人に会えないのに、妹だから会えると思ってるのが怖い。
それが2年たった今でもまだ、そういう考え方っぽくて…😂 でも母が説明しても、きっと誰が説明しても理解はしない。
「あーなるほど!」ってすぐ言うけど、全然理解してないんだよね。やっぱり大人の多動性障害なのかもしれん。
叔父もおんなじ感じだから、2人を制御できる人はいないのかも。いたら、ちょっとくらいは改善するはずだし。まぁこればかりはどうでもいいんだけど、ただ話を作る傾向があるゆえ、あんまり吹聴しないでって伝えたいな、無理だけど😂
少しずつ少しずつ、前向きに進んでいけたら、きっと春頃には退院できるはず。それまで、私はできることをやるだけだ。