徒然日記〜夢はかく語りき〜

夢日記だったり、最近あった話など。

カワハギ

 

漁師のお手伝いをしている叔父から、カワハギを6匹貰ったのだが、冷凍庫に長くいたのか煮付けにしたら、身がぶりぶりすぎて食べにくかった。水分が抜けたのかはわからない、とにかく父の口には合わず。

退院して20日目だが、最近は食事量が減ってきているらしい。薬の影響で味覚障害になったり、焼き魚や煮魚など、パサパサするものは特に嫌がる傾向がある。

柔らかい葉先の野菜をクタクタに煮ても噛めないというから、噛む力も弱まってきているのだろうか。ドライマウスの影響もあり、うまく食べれていないという。

 

残り4匹のカワハギはどうにかして食べてもらいたい。大好物のはずの鱈さえ食べれなくなってしまった。まあ焼き魚は、どうしてもしっかり焼くから水分がとびすぎる傾向があるが…

解凍したカワハギは三枚おろしにして、骨抜きし、薄皮をむいて身だけにする。日本酒をふり、包丁でしっかり叩く。ビニール袋に入れ、はんぺんを適量いれ、よく揉む。全体にしっかりなじんだら、片栗粉を適量。薄味にしたいのでほんだしを少々いれ、よく混ぜる。

これを二口大くらいに丸めて、八方汁ベースの薄味の出汁で煮て、最後に水溶き片栗粉を入れてトロミをつければ完成。

たぶん焼いてハンバーグみたいにしても美味しいかもしれない。もちろんソースは八方汁ベースのトロミをつけたもので、飲み込みやすいおかずを目指す。

 

明日、父は久しぶりの通院であるが、今日体調不良になってしまったらしい。朝から寒気がするというが、朝方小雨が降っていて、気温も14℃と上がらず、私も部屋にストーブをつけていたくらいだ。

寒気がして寝ていた、熱は36.8度もあるというが、父の基礎体温は36.4度らしいので、あんまり熱が上がったとは言えないのだが、体調不良だと思い込むともうダメである。しかし体調不良なら横になって休めばいいのに、これが書斎で仕事をしていたというから意味がわからない。

気持ち的な体調不良なのかもしれない、私もたまにそういうときがあるから。

夕ご飯で食べ残した鱈は、粉砕してご飯に混ぜたり、卵とじになるというが、それでも食べて貰えない場合はもう捨てるしかない。

介護食はいろんなところで販売されているが、意外と高い。だからこそ手作りの味をと母は頑張って調理しているのだが、頑張っても食べて貰えなかったり、捨てられたりするのがよくあるようになってきた。

抗がん剤治療ができなくても、この調子なんだから、治療をしてたら、もっと食べれないんだ!って文句言われたかもね。と話しているけれど、こうやって食べられないものが増えていくのを見ている、こっちも辛いのは、父はわかってくれているだろうか。

訪問看護師に相談したらば、主食が食べれないのであれば、おやつを適宜食べるといいと言われたのだけど、実はそれも負担になっていたらしく、先日「あれ食べろ、これ食べろっていうけど、食べられないものは持ってくるな!」と言われたばかり。

栄養価の高いバニラアイスクリームも良いですよと言われ買ってきたものの、寒気を感じていては食べられないだろう。

とりあえず明日の夕食は、カワハギつくねを作ってみますかね。