あさつき、収穫してきたのに

 

春先に畑の一角に芽吹く山菜のようなもの。あさつき。下北弁ではアサドキ。

あまり伸びると硬くなるので、土から芽が2〜3cm出てるものをシャベルで掘り起こすのだ。土を払って、準備完了。

帰宅したら洗って、根切りして10cmくらいの長さの新芽を食べる。

湯がいて、ベビーホタテと酢味噌あえや卵で閉じたり、卵焼きに入れたり、シャキシャキとして、ほんのり甘い春の味覚。ネギ科なのだけど、ネギよりは優しい感じ。チャイブというハーブの仲間。

 

昨日、朝から暖かかったのでゴミ出ししたあと畑に行ってきた。帰ってきてから根切りに1時間かかってやる。腰痛やばい。

この根切りが一番手間がかかる。昨年の春は父が大量に収穫してきてしまい、母と2人で根切りしたけど、2時間かかったっけ。

昼に母がさっと茹でてベビーホタテと酢味噌を作った。これを入院している父に差し入れしようという企みだったのだが、

水曜日の夕方にお見舞いにきた叔母夫妻がアイスクリームを持ってきて、病室の冷蔵庫は冷凍設備がないから食べることになって、断れずに頑張って食べたら胃痛を起こしたと、私達に訴えてきたけれど…

何故、アイスクリームを断らないの?叔母はあなたの妹でしょ、断ってもいいんだよ?

これさ、私達が叔母に進言したら嫌味くさいじゃない、父が断ればいいんだけど、断われないんだよね。優しいんじゃなくて、気まずくなるのが嫌なだけ。

で、父に差し入れしようと色々持っていったのに、胃痛のせいで「体調が悪いんだ!食べ物の話はするな!」って門前払いをくらい、介護サービスの話をしたら、「俺は介護なんて受けない!」って頑固一徹ってくらい頑張ったらしいんだけど、

体調不良になると、すぐ看護師さんに訴えたり、身体を拭いてもらったり、着替えさせてもらったり、全部介護されてるはずなのに、それを理解していない。癌が足の骨に転移したわけでもないのに、入院してから20日以上歩いていない。病室にあるトイレとベッドを往復してるだけだ。これではただ体力がなくなり、衰えていくだけだと話しても絶対歩かないという。

介護まっしぐらなわけなんだよ。最近はそういう調子で、本人は体力があると思い込んでいるけど、母と30分話しただけで疲れてしまい、すぐ横になる癖がついている。

体力が回復しないと抗がん剤治療は始められないって言われてるのにだ。本人が体力あるって言ってもね、医師や看護師、私達から見ても全然体力はない。

少しでも前向きになってほしいんだけどね、な〜んか振り回されて疲れてしまったよ。