渡り鳥

 

3ヶ月ぶりに畑に行った。2年前の3月は雪が多かったのを覚えている。退院して1ヶ月くらい経ち、畑に行ってみようと雪かきの道具を持っていって正解。入口から雪かきしないと中に入れなかったのである。

小屋まで行けば長靴とスコップがあるじゃないかと高をくくっていたが、小屋にたどりつくまでに雪かきを30分以上しなければならず、体力のない父が重労働初日となり、その日から食欲と眠気が復活したのは言うまでもない。

しかし今年は雪が全然なかったわけで。昨夜の雨でややぬかるんではいたが、小屋に行って長靴に履き替えるまで数分とかからなかった。

日中の最高気温が一桁の中、畑での作業は寒かったが、父の喜ぶ姿を見たいがあまり、つい頑張ってしまう。

あさつきはまだ土から1cmしか出てなかったため、スコップで掘り返してみたら、土の中で成長していて長さが10cm弱だったが、何もなかったと収穫しないわけには行かず、塊を3株くらい掘ってみた。

ふきのとうは神社寄りの土手に5つくらい顔を出していたので収穫してみる。

 

帰りに寄ったスーパーで菜の花を買った。ふきのとうも売ってたけれど、ここらへんの人は普通に道端で採るから買わないだろって思った🙄 意外と父は山菜が好きで、畑の片隅に植えてたりするので、春先は山菜パーティーになったりする。

収穫したあさつきはほとんど根っこ。ここから食べれるように新芽を取っていくわけだが、これが一番骨の折れる作業である。

3株くらい取ってきたが、土と根を除去したら小ボールくらい、たぶん50gにも満たない😂

しかし、退院間近の父にあさつき採ってきた話をしたら、かなり喜んでくれたというから、頑張った甲斐があったってもんよ。

ふきのとうは母が刻んで味噌と炒めて、ばっけみそを作った。

夕食に菜の花のおひたしと、ばっけみそが出てきた。菜の花はほどよい苦味が春の味で、ばっけみそは苦味が強くてあんまり食べれず。父が帰ってきたら、元気の起爆剤になればいいな。

暖冬の影響で渡り鳥が例年より早く帰り始めていると聞いた。今日も渡り鳥の群れが飛んでいくのを見たが、いつも思うのは頑張って生きて、また戻ってきてねということ。

そういえば昨年の春は鳴き声がキレイな野鳥が庭に巣を作り、巣立ちのあと一匹の雛が猫に食われた瞬間を目撃してしまい、雛が全員巣立っていくまで親衛隊をつくり、見守っていたなぁ😂 野鳥友の会。今年も来るかはわからないけれど猫の忌避剤は買ってある。

しかし、明日から最高気温が0℃である。三連休も寒いらしいし、月曜日には雪が降る予報だ。まだまだ冬ですよね。

明日はまた病院にいって、帰りに買い物しなければならないし、連休前にバタバタ大騒動になりそうだし、気が休まりそうにもないのである。

それでも雪かきがないなら、午前中は作業に没頭できればいいな。