むつ市の子供ねぶた

 

5月末に子供ねぶたの合同運行実行委員会が解散したニュース記事が出た。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/515844

コメント欄に「自分も子供時代に参加したが、子供ねぶたが無くならないでほしい」って書かれていたけど…

 

子供ねぶたが終了ではなくて、合同運行できないくらい台数が減ったので「合同運行実行委員」が解散したんだよね。

 

子供が激減してて、子供会も減ってるし、ねぶた作りの担い手も減ってるけど、まだねぶたを作って町内運行してる子供会もある。

そういう頑張ってる子供会もあるけど、全部が全部頑張れるわけでもなく。

参加してくれる父兄も減ったらしいし、子供会自体が解散した所もあったしさ。

 

父が合同運行実行委員のメンバーだったので、私は番号札の色塗りをやってました。

 

かつては20数台あったんだけどね、年々減ってきて、コロナ禍前で10台あるかないか。

コロナ禍に田名部まつりが中止と決まる前から、すでに合同運行が中止になり、とうとう実行委員会そのものが解散となりました。

 

道路に合同運行のお知らせの看板を立ててくれていた方は合同運行実行委員の人ではなかったけれど、毎年お手伝いしていてくれていたとか。ありがとうございました。

 

実質、委員会のメンバーは後期高齢者なのです。ずっと長いこと子供ねぶたの実行委員会をやってきましたがしいて言うなら裏方の裏方。

子供が主役とはいえ、ねぶたは保護者や造り手がいて、町内運行は保護者が主体。

 

合同運行ともなれば、警察署に道路使用許可証を提出したり、関係各所に連絡するしたり、それはそれは大変な作業です。

 

ちなみにこういう裏方作業は田名部まつりでも、祭典係という方々が道路使用許可証などの提出をしたりしています。

祭典係は五つの山車に1人ずついて、神社と町内会を結ぶ手助けをしています。

RABなんかで山車の若い衆が全部手配してるなんてよく言うけれど、細かい裏方作業はすべて祭典係やOBが行っています。そのおかげで毎年事故もなく無事に終わっているのですね。

 

子供ねぶたもそうして保護者やOBの人達の協力もあって存続してきました。

私も小学生の頃は、横笛を上手に吹けるようになりたいと毎日練習していましたが、今考えると、かなりの近所迷惑だったのかも😂

 

合同運行実行委員は解散しましたが、合同運行してほしい!と思うならば、では自分達で実行委員会を立ち上げたら、どうてしょうか。

わからないところは経験者やOBにきいて、自分達が率先してやってみる。

 

実行委員会のメンバーの高齢化が進んだというのも、若い担い手が加入してくれなかったからという理由もあるかもしれませんね。

 

私も長いこと、イベントのお手伝いをしてきていますが、一緒にやりたい手伝いたい!と言ってくれたのは15年間で、たった1人でした。

最近はコロナ禍前からボランティア自体が減ってきていて、昨年はお化け屋敷のお化け役が見つからないといったハプニングも。

 

何かを続けていくためには、全力疾走で走り続けなければならないけれど、時には隣で一緒に走ってくれる人がいれば。と思うことがあります。

 

私は死ぬまでイベントを手伝い続けたいけれど、若い担い手が増えてくれればと最近よく思っています。

 

高齢化社会の今だからこそ、若い人材が活動してくれるのを期待して。