23番

 

午後、新しいオーブンレンジを導入しました。使い方も同じだよと母に説明してたのに…(⁠+⁠_⁠+⁠)

まったく理解していませんでした。しかも、それを私のせいだと責めたのが、一番精神的にきました( ´・ω・`)

 

空焼きが終わった14時半頃、母が書斎から出てきたので使い方をレクチャー。手動あたため→600w選択→秒数を回して→スタートだよ。そう簡単なことです。2010年度版のヘルシオと同じだと思っていたら…

夕ご飯の時間に台所に行ったら…

母「23番がない!あんたが教えてくれなかったからわからなかった(# ゚Д゚)」

23番って何?

母「前のあたためは23番だったじゃない!」

ああ、前の機種ね。そりゃ番号変わるだろ。

母「ご飯あたためのキーもないのよ!」

そんなの前の機種でも使ったことないでしょ。あんた誰だ。

ご飯あたためはあるにはある。ただし冷凍ご飯が主流なんだよな。文句つけるなら、母がちゃんと取説を見るべきが、何故か、私にイチャモンつけるんだよ。

23番から離れないので、これは新しいから番号ではないんだ?OK?

手動あたためを押しても23番は出ない。でるのは「何wにしますか?」だよ。と優しく説明したが…全然ダメみたい。新しい情報はしばらく頭に入ってくれないかも。

取扱説明書にマーキングして、オーブンレンジの上に広げておいたけれど…

そういえば、取扱説明書を読んでも全然わからならなかった!23番は違う料理だった!と叫んでたのを思い出したわ。

ちなみに23番はローストビーフでした。

 

高齢者の思い込みとか、読解力のなさとかちょっと怖いな。でも教えたら理解してほしいのに、わかった気でいるから、それも怖い。

実は先週の通院日も、いろいろあって、精神的に疲れていたのです。

来週の木曜日、私は通院です。と母に告げていました。しかし2日後に全然覚えていないことが判明。それを何回か繰り返しても全然覚えません。

水曜日に木曜日の話になって、明日買い物に行く的な話になったので、いや私は通院日だ。予約は9時半とまた母に伝えましたが…

当日、朝の家事をしていると慌てた様子で駆け込んできました。

母「今日、予約9時だったよね!間に合わないでしょ!」

あーあ🤦やっぱり覚える気がないんだなぁと思いました。

 

母も高齢者ですから、記憶力が悪くなってきているのはわかりますが、私の言った事を全然覚えていないのに、友人が言った話はしっかり覚えているのが気に障ります。

 

母は友人知人に恵まれているけれど、歳を重ねて、実母ではなく姑に似てきた気がします。姑(祖母)も友人知人に恵まれてはいましたが、口が悪くて、いつも誰かをバカにしていました。

今日、母に祖母を重ね見た気がしました。

実の両親はものすごく懐の深い優しい人間で、他人の悪口など言わない人達でした。私は幼少時からしつけられたものです。

母は実母には似ていません。やはり姑の方と長く一緒に暮らした影響なんでしょうか。

祖母が生前、救急外来に来て順番を待っているとき、他の人が祖母の前を通った瞬間、

「ほら見てごらん、あの人の白髪頭を!私はこんなに黒髪なのに!あの人は白髪頭だ!イ〜ヒッヒッヒッヒ」魔女みたいな笑い方をしたのが怖かったです。当時、祖母は106歳。確かに白髪がまばらでまだ黒髪でしたが、人を嘲る理由がわかりません。

そのせいでしょうね、私と兄は20代の頃から若白髪があり、これは祖母が他人の白髪頭を嘲笑した呪いだと思っています。

その嘲笑を今日、母がしたとき、あぁこの人は…と悲しくなったのは言うまでもありません。自分は姑に似たくないとあれほど言っていたではないか。

自分が一番正しい。間違っているひとは正さなければならない。なんの正義感かはわかりませんけど、父でも私にでももう少し敬意を持って接してほしいなと思いました。

最終的に看取るのは私達なのですから。