夕飯時、CMを見ていた母がいきなり
「え?来年の干支って犬?私、戌年なんだけど、犬だったっけ?」
はぁ?何言い出すんだ。怖いっつーの。
父はボソリと「ねうしとらときたら、うさぎだべな」
母は「でも!でも!テレビに『進化する犬』って書いてた!」と譲りません。
何ぞや、進化する犬って。
ちなみに郵便局の年賀状のCM(今田耕司さん)と、上田晋也さんのカラダweekのCMが流れてました。
年賀状のCMは印刷が15%offというもので、カラダweekは「進化するカラダ」とオレンジ色の文字が流れていました。
( ・-・ )ンー…たぶん、混ざったのかなと。
郵便局のCMを動画で見直しましたが、「進化する犬」の文字があったという母の意見は、やはり間違いで。
カラダweekの文字はオレンジ色だったので、郵便局のCMの続きとして見てしまった可能性もあり。
ちなみに何故「犬?」と思ったら、今田耕司さんの年賀状が愛犬との写真を使用していたからでした。
それが最後にバァーンと出て、印象に残ったのでしょう。
そのあと、カラダweekで「進化するカラダ」の文字が「犬 」に変化してしまったのでしょうね。
しかしながら、よくよく考えたら、自分の干支は忘れないものだし、来年、自分が年女か年男かっていうのはわかっていなきゃならないじゃないの。
やはり高齢者って、思い込みが激しすぎて怖い。
その前の「斜陽」の映画公開のCMで
「斜陽 ロードショー(金)」って出たの、
母「え!ロードショーではいる(放送される)の?」と喜んでしまったので、
ロードショーって映画館でってことだよ。金曜ロードショーじゃないよ、って言ったら、
そんなのわかってるわよって怒り出したの、やっぱり間違ってたんだろうな。
しかも、「あんた、斜陽って知らないでしょ」とバカにしてきたので、(読んだことないけど)太宰治でしょと答えたら、悔しそうにしてたなぁ。
81歳になった父が頑固でいったん言い出したらきかないって、母はよく言うんだけど、
母も負けず劣らず頑固で、わがままがすごい。自分が1番常に正しいと思っていて、その考え方ややり方を押し付けてくるから、始末が悪い。
先日も畑まで歩いていったとき、
「そんなチンタラ歩いてると意味がない」と叱り出した。
前日の大掃除の疲れが残っていて、腰痛、背中痛、膝痛、さらに足首の捻挫が治りかけの状態だった。そんな中での徒歩だったのだが、意味がないとは。これいかに。
畑に歩いていく。のが意味であって、歩き方が悪くても、遅くても、文句を言われるのは間違っている。と反論したが、
とうとう「歩き方」まで指南してくるとは、お前は神か。
進化する犬、なんて、まずそんな日本語おかしいし、キャッチフレーズとしても使えない。
母「絶対私、見たもん、進化する犬って書いてあった!」
あぁ、疲れた。精神的に怖くなる晩秋の夕暮れ。
でもたぶん、明日になったらケロッと忘れてる。自分がそんなこと言ったことさえ忘れてるはずだ。
認知症が始まってきているのだろうな(遠い目)