昼寝してたら、なんか怖い夢見たわ…
夕方、帰宅中に山の尾根から青白い光が流れるように下がって来るのが見えた。
それは天狗様のような格好だったので、雨で濡れた斜面を滑って遊んでいるのかなと、しばしその光景に見とれていたら…
人間のような形をした青白い光は頭の上に輪っかがあって、まるで天使か、はたまた…とただ呆然と、その青白い光を見ていた。
それは爺さんの形になり、山から消えた。
雨が降ってきそうだ。早く帰らないとと歩き始めた
家まで10Mほどに来たら、お向かいの軒先にさっきの青白い光が天井からニューとでてきて、こうもりみたいに垂れ下がった。
私にはそれが視えているとアレに気が付かれてはいけない。と思ったが、恐怖心で足がすくむ。
家まで5M、近所の美容室の軒先にドーベルマンが2匹いた。
確か牛柄のドーベルマンはモグという名前だったはず。(本当はヴォグ)
「モグ、一緒に家まで着いて来てくれるの?」
ヴォグは私が困ってるのを理解したようだった。家まで着いてきてくれたのだ。
お礼を言って家に入る。
雨が降ってきた。風も強く吹き始めた。
玄関の扉が風で吹き飛びそうだ。
鍵をかけようとして玄関に降りる。それにしても変な造りの家だ。借家だから仕方ないのか。
玄関を開け閉めしていると、家の前を年配の男性が通っていった。通行人だ。
風除室がないと心配だなと思いながら玄関の扉を閉めた。
古い借家で扉の建付けそのものが悪そうだった。
部屋に入って安心したとき、そういえば、あの通行人の男性、首が後ろに90度折れ曲がっていたけど、やたらニコニコしてたよね。顔なんか見えなかったのに。
うわっ。と気がついた瞬間、夢から覚めた。
時計を見たら、午後5時を過ぎていた。
やべ!寝過ごした!ガバッと飛び起きたら、まだ16時半だったのだが…
どこまでが夢だったのやら…
ちなみに夢の中に出てきたドーベルマン、
牛柄のヴォグくんと、もう1匹真っ黒のレトリバーか?わからんけど2匹いた。
夢の中での設定で、私は以前ヴォグと一緒に散歩したことがあって、知り合い?だったらしい。
しかしヴォグという名前を覚えられず、モグって…まぁモグでもヴォグには通じたらしいが。
大型犬は苦手なので、夢の中でよくもまぁ助けを求めたもんだと思った。
青白い光のじいさん、やべぇ。
あと1番怖いのは、昼寝じゃなくて夕寝だっていう話ね。